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〔2017〕
- 1月 BONO「魚介のとまとチーズ焼」
- 2月 善匠「自家製とろけるテールスープ」
- 3月 金の麦「粒粒チョココルネ」
- 4月 Hibou「マッターホン」
- 5月 麺屋 蓮次郎「らーめん」
- 6月 北陵うまいもん市 雲原店「水車定食」
- 7月 和かふぇ風月「ドライカレー」
- 8月 偶達「日替わりランチ」
- 9月 サンマルク「ハンバーグランチ」
- 10月 肉山田肉男「俺のステーキ丼」
- 11月 お城の下で「かぼちゃのモンブランプリン」
- 12月 鬼そば屋「とり天そば」「七姫そば」
2017.12 鬼そば屋「とり天そば」「七姫そば」
新たに登場した 人気役者
ココの「鬼そば」を紹介したのは、ちょうど3年前の2014年12月号。150年以上も続くお店で、昔ながらの製法で打つこわい(硬い)そば。今も基本は変わりませんが、11種類やったメニューが3倍の33種類になったのは、この春に佐々井飛矢文さんが7代目料理長になってから。
日替り定食で人気やったとり天。いつしか定番メニューになり、さらには鬼そばにも。「山の中ですから、エビよりも鶏でしょう」と佐々井さん。手作りの塩麹で仕込み、日本古来の卵を使わない衣で揚げられたサクサクもっちりのとり天は風味豊かで、鬼そばとの相性がバッチリです。
そば粉はそのままで、鬼そばと打ち方を変えて細く切ったのが七姫そば。こま板も当てず、佐々井さんが左右の手に包丁を持ち替えて器用に切るそばは実に繊細です。青ネギと白ネギ、太さの違いはあれど、同じそばとつゆやというのに鬼そばとはまったく別物のような味わいには驚かされます。
お店には、休憩がてらお話しだけしに来る人もあるそうです。峠の茶屋本来の姿になりつつあるのは、「職人肌よりも家庭的なものを」という佐々井さんの心がけのなせるワザ。そや、今年の年越しそばは七姫そばにしよ!(ソレ、3年前にも書いたやんけ!)
【店舗情報】 雲原 大江山 鬼そば屋福知山市雲原1248-2 電話:0773-36-0016 定休日/火・水曜 営業時間/11:00~15:00頃 ●「とり天そば」1,100円(税込)「七姫そば」1,000円(税込) |
2017.11 お城の下で「かぼちゃのモンブランプリン」
三度の飯よりお菓子が好き!
ライブハウスを兼ねたオシャレなお店。音楽好きな方ばかりでなく、美味しいお料理をお目当てに多くの方が足を運びます。評判なのはランチ。日替りランチやカレー、パスタなどがラインナップされとります。でもね、実はケーキもごっつ美味しいんですわ。
「本日のケーキ」として7種類前後がメニューに並びます。腕を振るうのは大阪で修業して、福知山のお店で腕を磨いた高橋沙恵子さん(34)。丹波産の新鮮な季節の素材を使い、その味を生かして丁寧に手作りするのが、「三度の飯よりお菓子が好き」という彼女のこだわりです。メニューに載るのは、高橋さんが何度も何度も試作を重ね、納得ができたものだけ。
プリンの上にかぼちゃクリームをモンブラン風に絞った「かぼちゃのモンブランプリン」は、福知山産のかぼちゃと甘みの強い坊ちゃんかぼちゃを使い、さらにかぼちゃの甘露煮まで加えているそう。食感、甘さ、苦み等、味のバランスを重視して、口に入れた瞬間に「美味しい!」と思えるものを作るよう心がけとるとか。確かに濃厚な味、滑らかな舌触りがたまりません。毎日のように食卓に並ぶかぼちゃの煮物にへきえき辟易するアタシも、その美味しさに圧倒されます。これなら毎日でも食べたいですね。
【店舗情報】 Cafe Bar & Live お城の下で福知山市字堀小字今岡6 ゆらのガーデン内 電話:0773-23-3339 定休日/水曜 営業時間/11:00~17:00 18:30~23:00 ●「かぼちゃのモンブランプリン」400円(税別) |
2017.10 肉山田肉男「俺のステーキ丼」
元気をつけて午後からも頑張ろう!
正直に申しますと、この店名を見た瞬間、「ふざけた店名やなぁ」と思いましたよ。でも、インパクトの大きさは憎々しい程でしたね。ん? 憎々しい…肉肉しい…ひょっとして、まんまと戦略にハマってしもてるんやろか?
さて、7月からスタートしたランチのステーキ丼です。「俺の」という自己主張がハンパないです。メニューには「ワイルドな方のみご注文ください」とあります。ヘタレなアタシは勇気を出して注文します。大盛りも無料とのお誘いを辞退して並盛りで。程なく、ドラム缶で作られたテーブルにステーキ丼が登場。いや、それ丼やなくてボウルですやん! しかも並盛りやなくて、大盛りにしか見えへんし。
脂少なめのモモ肉が、ローストビーフかと思うほど、エエ具合に焼き上げられていますな。味は適度にニンニクが利いているものの、とてもまろやかです。ワイルドでマイルドです。肉の旨味を存分に楽しめる上、サワークリームがアクセントになってさらに美味しさを引き出しているようです。美味しいです。ガツガツいっちゃいます。午後からも頑張れそうなパワーが漲ります。しかもセルフながら、サラダ、スープ、漬物が食べ放題、ソフトドリンクも飲み放題って、これはお得感満載ですわ。
昭和の高架下の雰囲気を醸し出すお店。懐かしさを感じさせる店内には、いたるところに遊び心が散りばめられています。「大人がどれだけふざけたら、大人に怒られるのか実験中です」と店長の衣川智樹さん(27)。やっぱ、ふざけてたんやがな!
【店舗情報】 駅北酒場 肉山田肉男福知山市駅前町2 電話:0773-25-0290 定休日/日曜 営業時間/11:30~14:00 LO13:30※土曜ランチ不定休 18:00~翌3:00 LO翌2:30 ●「俺のステーキ丼」950円(税別) |
2017.9 サンマルク「ハンバーグランチ」
お客様の声による復刻版の味
アタシらぐらいから上の年代の方なら、駅前に万助荘があったんを覚えてはりまっしゃろ。そう、今のサンプラザ万助です。子どもの頃、所属しとった競技クラブが市内の大会で全部門優勝を果たし、万助荘で全員がお祝いしてもろたことがあります。当時は滅多に本格的な洋食なんか食べられへんかったから、その時にご馳走になったお料理の美味しさに感動したもんですわ。
この夏、サンプラザ万助1階のカフェレストラン・サンマルクが、厳選メニューを引っ提げてランチを再開しました。これまで、多くのお客様から聞かれた「昔ながらの万助の味を食べたい」という声に応え、メニューに選ばれたのがハンバーグランチです。
湯気を上げながらジュージューと音を立てる鉄板に期待感が膨らみます。もう待ちきれません。「ナイフなんかいらんがな」ってぐらいに箸でも簡単に切れる軟らかさ、「なんでそんなに汗かいてるの?」みたいにあふれ出る肉汁。一口頬張ると、幼い日の記憶がリアルに甦ります。そうそう、この味です。材料、大きさ(量)、焼き加減、味…スタッフによる試食とミーティングをとことん繰り返して太鼓判が押された逸品は、誰もが懐かしさを感じる復刻版の美味しさです。
あ、隣に鎮座する有頭海老のフライの存在を忘れとりましたね。いや、もちろんコイツもプリプリで美味しいんでっせ。
【店舗情報】 サンプラザ万助
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2017.8 偶達「日替わりランチ」
見て楽しみ、食べて喜び、会話に花が咲く
「グルメ番長」なんていう大層な肩書を頂戴しとりますが、実はカミさんからの情報が大きいんです。とにかくフットワークが軽い彼女は、新規開店のお店へは積極的に足を運んどりますわ。間もなく開店1周年を迎えるこのお店の情報も、いち早く彼女からもらいました。でも、悲しいかな夜に時間がなくて、なかなか行かれへんのです。そしたら、5月18日からランチを始めたいうてSNSに書かれましたやん。しかも、その画像がハンパないゴージャスさ。そりゃあもう、飛んで行きましたがな。
まずは色彩豊かなお料理に目を奪われます。なんと、和洋中とバラエティーに富んだ小皿料理が7種も並んでいるやないですか。旬の食材をふんだんに使い、肉あり、魚介あり、野菜ありと、実にバランスが取れています。店主の小畑康弘さんは18歳で神戸のフレンチのお店で料理の世界に入り、以来34年間、和洋中それぞれのお店で腕を磨いてきたそうです。その経験が存分に生かされとりますね。多くの飲食店のように「今日の日替わりランチは○○」いうて、その日のメニューがオープンにされてへんのがワクワク感を増してくれますわ。
「いろんな味と色彩で、いろんな楽しみ方をしてほしい」と小畑さん。作る自分が飽きてしまわんよう、常に工夫を怠らへんとか。「こんだけお料理があったら、ご飯が足りひんがな」と思ったあなた、ご安心ください。ご飯のおかわりは自由です。ランチは約8割が女性客で、おかわりをする方も多いんですって。
【店舗情報】 偶達福知山市北本町一区108-2 広瀬産業ビル1F 電話:0773-24-2180 定休日/月曜(毎月最終月曜日は営業) 営業時間/11:30~14:00 LO13:30※火~土のみ 17:00~24:00 LO23:30 ●「日替わり」950円(税込) |
2017.7 和かふぇ風月「ドライカレー」
老舗和菓子店がやってくれた!
創業は70年近く前。看板商品は50年以上の歴史を誇るコーヒーロール。紛う方なき老舗の和菓子店、川見風月堂にカフェスペースが誕生しました。その名も「和かふぇ風月」。父親から暖簾を引き継いだ川見麻由子さんが、お店を切り盛りします。
以前から店内でお茶やコーヒーを振る舞うことはあったものの、それはあくまでもサービスとして。「広小路でゆっくり座れる場所がない」というお客様の声を耳にし、「それならば!」と麻由子さんが風月をスタートさせたのが4月15日。当初はコーヒーの他にパフェやパンケーキ等だけやったのに、またまたお客様からの「ご飯も」という要望に応え、1カ月後にはランチメニューが登場しましたがな。
手軽に食べられる家庭的な味を心がけていると麻由子さん。基本は自分の子どもが美味しいと喜んでくれる味。とはいうものの、このドライカレーの味は本格的なものでっせ。程よい辛さと企業秘密の隠し味が生み出すコクがたまりませんわ。半熟卵もエエ具合に味をマイルドにしてくれます。ボリューム満点のご飯は、土鍋で炊かれとるんですって。道理で何ともいえんフワッとした食感と甘味があるはずです。
食後のコーヒーは、オーダー後に豆を挽き、フレンチプレスで淹れたもの。ご飯といい、コーヒーといい、何でもひと手間かけるのが麻由子さんのこだわり。それが肩の凝らない店内の雰囲気と相まって、エエ味を醸し出してくれるんでしょうね。
【店舗情報】 和かふぇ風月福知山市東中ノ町27(広小路通り) 電話:0773-23-8336 定休日/木曜 営業時間/10:00~18:00、(ランチ)11:30~14:00 ●「ドライカレー/コーヒー付」750円(税込) |
2017.6 北陵うまいもん市雲原店「水車定食」
日曜日のみの30食限定!
平成20年に地域内外の方々の手によって作られた「みんなの水車」。地域のシンボルとなった水車を目当てに多くの方が足を運ぶようになり、いつしか辺りは「みんなの水車広場」と呼ばれるように。「これだけ来てくれるのなら休憩所が必要やろ」ということで、平成22年4月に休憩直売施設として北陵うまいもん市雲原店「みんなの和楽家(わがや)」がオープンしました。
営業は毎週日曜のみ。午前8時30分から朝採れの新鮮な野菜や、雲原こんにゃく(11~4月)など、地域の特産品が販売されます。大人気なのが、この「水車定食」。30食限定で、
あっという間に完売してしまう目玉商品です。
みんなの水車で12時間かけてゆっくり精米されたお米は、栄養の部分の胚芽や糠がたっぷり残ります。それをおくどさんで炊くと、何ともいえない素朴な味がします。これが米本来の美味しさなんでしょうね。
お料理は、地域のおばちゃんたちが3グループに分かれ、地域の旬の素材を生かして交代で作る地料理ばかり。それぞれのグループの味に特徴があり、毎週必ず違うメニューになります。冬場にはボタン(猪)汁も提供されるそう。
この日のメインは、こごみなどの地元野菜の天ぷら。見た目は地味ながら、あまりの美味しさにご飯がナンボでも進みそうです。壁には「ごはんはおかわりできます」のうれしい張り紙がありましたが、健康診断も近いので涙をこらえて遠慮しました。
【店舗情報】 北陵うまいもん市 雲原店福知山市雲原 みんなの水車広場内(雲原公民館前) 電話:090-3284-8812(店長・中村さん) 090-1900-2048(事務局・鎌田さん) 営業/毎週日曜 営業時間/11:00~15:00(完売次第、終了) ●「水車定食」800円(税込) |
2017.5 麺屋 蓮次郎「らーめん」
こだわり抜いた男の味!
かつて、夜だけひっそりと営業しているラーメン屋が中ノ町にあり、その噂がSNS等でジワジワと広がっとりました。「コレは行ってみなアカン!」と思いながら、ついにその機会はないままでした。
昨年9月にオープンしたラーメン屋。看板を見てビックリ! アタシが行きたかったお店でんがな。それがココ、麺屋 蓮次郎ですわ。お店のイチオシはこのラーメン。いわゆる豚骨醤油ラーメンです。
ベースとなる豚骨スープは「呼び戻し」と呼ばれるもの。ボイル、血抜きと丁寧に下処理をされた新鮮な豚骨を、長時間強火でガンガン煮込みます。そうやって煮出したスープに、前日に炊いたスープを戻すことで濃厚でコクがあり、まろやかな豚骨スープが生まれます。
タレは甘味がある醤油かえしで、隠し味は煎塩。一晩、酒に漬けた塩を水分がなくなるまで丁寧に煎り、角が取れて塩辛さのない、まろやかでコクのある塩に仕立てるんですって。スープに合うものを徹底的に吟味した麺は、決して大量には仕入れません。ジックリ時間をかけて手作りされたチャーシューに手切りのネギ、そして背脂からラードを取ったカスの背脂カスがエエ塩梅にアクセントになっとります。
店主は長崎と沖縄を除く全国のラーメン屋を1000軒近く食べ歩いたとか。お店でも修行を積み、そうして生まれたこだわりのラーメン。そらぁ美味しいはずですわ。ラーメンは清湯系のアッサリ派のアタシでも、この味には素直に降参です。
【店舗情報】 麺屋 蓮次郎福知山市篠尾新町3-79-2 竹下ビル1F 電話:0773-22-5262 営業時間/11:00~15:00(LO14:45)18:00~22:00(LO21:45) 定休日/木曜・第3日曜 ●「らーめん」700円(税込) |
2017.4 Hibou(イブ―)「マッターホン」
一味違う大人のケーキ
2015年6月にオープンしたケーキ屋さん。以前は別のお店が約20年にわたって営業していました。「なんか雰囲気がそのままやなぁ」と思ったら、パティシエが、場所とお店を引き継いで独立されたんですって。看板が替わったことすら気づかないお得意さんもあったっていうんやから、そらぁ雰囲気がそのままのはずですわ。
実はこのマッターホン、本誌某スタッフのイチオシなんです。あんまりいうもんやから、「ほな、いっぺん食べたろか」と上から目線でいただきました。一口で即、「ごめんなさい」でしたね。一撃必殺の美味しさ、イチオシなんが納得ですわ。
アーモンドの粉をタップリ使った生地に、アーモンドのクリームが丁寧に重ねられています。クリームは懐かしいバタークリームですが、昔のものほどの重さを感じません。そして、生地にはラム酒が染み込ませてあります。このラム酒とアーモンドの相性がバッチリで、大人の味を演出しとります。見た目は地味(失礼!)ですが、手間をかけて仕上げられとるんがようわかります。
「前のお店とお客様を引き継いでいるだけに、『前より美味しくなった』と言われなきゃダメですから」とオーナー。伝統を大事にして、新しい味、長く愛され続けるケーキを求めて努力を惜しみません。原材料にこだわり、それでいて価格は抑え、コスパを高くしようっていう気概がエエやないですか。
【店舗情報】 patisserie Hibou(パティスリー イブ―)福知山市荒河東町155 電話:0773-24-1152 営業時間/10:00~19:00 定休日/火曜 ●「マッターホン」356円(税込) |
2017.3 金の麦「粒粒チョココルネ」
笑顔も運ぶ宅配パン屋さん
ロバが引く車でパンを売り歩いたロバのパン屋。ナウいヤングなアタシは当然、目にしたことがありません。でも、街中で宅配パン屋を見かけると、あの「チンカラリン♪」というフレーズが自然と浮かんでくるから不思議です。
金の麦は、そんな宅配パン屋さん。朝、岡山や兵庫の工場から到着するパンを乗せ、スタッフの車が営業所を出発します。もちろん、ロバは使われていません。市内のオフィスや郊外の高齢者宅等へ、笑顔でパンをお届けしています。
無添加を心掛けた親しみやすい味のパン。不動の人気ナンバー1は、ハチミツたっぷりの甘~い風味がたまらないミニ食パン。ところがどっこい、アタシのお気に入りはチョココルネなんです。ご覧のとおり、生地にまでチョコが練り込んであります。一見、何の変哲もないようなチョコクリームは、粒粒クッキーが入って独特の食感を演出しとります。この生地とチョコが絶妙なバランスで、実に見事な味のハーモニーを奏でとりますね。ホイップクリーム派のアタシが魅せられてしもた逸品ですわ。バレンタインデーのチョコ、このパンがエエなぁ…あ、今年は終わってしもたがな。
金曜日のお昼頃、ラサンカ編集室前に約50種類のパンを乗せた車が到着すると、女性スタッフが「待ってました!」とダッシュします。締切前の忙しい時期であっても、それは変わることのないシーンです。今日もまた笑顔とパンを届けるために、金の麦の車があなたの街を走ります。
【店舗情報】 パントリー「金の麦」福知山営業所福知山市西佳屋野町1661-13 電話:0773-20-2313 ※配達日時、エリア等の詳細は要問い合わせ。 ●「粒粒チョココルネ」160円(税込) |
2017.2 善匠「自家製とろけるテールスープ」
21時間煮込んだ本格スープ
高級なお肉っていうたら、やっぱ和牛ですわな。和牛には黒毛和種、あか毛和種、短角和種、無角和種の4種類あって、その8割が黒毛和牛やそうです。さらに、黒毛和牛の素牛(=肉牛の素となる子牛)の9割が但馬牛なんですって。この黒毛和牛の元祖というべき但馬牛が、「極上焼肉」を謳う善匠のお肉です。
さて、テールスープです。牛の尻尾のスープです。もちろん、但馬牛の尻尾です。具材はテールとネギ、ゴマだけ。シンプルでやさしい味やけど、その奥には深い旨味が隠れとります。疲れた体をジンワリと癒してくれるような、そんな美味しさです。さらに、添えられた生姜醤油で味にアクセントを加えると、体が芯から温まってきます。寒い日やったのに、汗が噴き出してきましたがな。
テールの血抜き(3時間)~下茹で(10分)~塩と酒を加えて煮込み(1時間)~生姜、ニンニク、玉ねぎと煮込み(4時間)~1晩寝かせた後、新しい鍋にテールとスープだけを移して煮込み(3時間)…書くのも面倒臭くなるような工程を経て、やっとこさスープが出来上がります。これだけ手間暇かけたら、そらぁ美味しくないはずがありません。たかがスープと侮られへん、まさに「極上」の逸品ですわ。
なんと、今なら「グルメ番長を見た!」の一言で、税別980円のテールスープを同780円にしてもらえます(3月末まで)。まいりました! さすがに真心サービスも「極上」でっせ。
【店舗情報】 極上焼肉 善匠福知山市駅南町3-147 電話:0773-25-5929
営業時間/17:00~22:30 LO.22:00 ●定休日/不定休 |
2017.1 BONO「魚介のとまとチーズ焼」
ほのぼのした気分も味わえる
黒いシックな外観は、まるで都会のブティックのような佇まいで、アタシみたいな田舎もんは尻込みしてしまいますわ。意を決して店内へ足を踏み込んだら、いきなりカラフルで美味しそうなケーキの数々が目に飛び込んできてノックアウト寸前です。
ケーキに後ろ髪を引かれながら2階のカフェスペースへ行くと、パーっと視界が明るくなります。外観の雰囲気とは真逆の明るさを作り出しているのは、カウンター席の大きな窓。その向こうには舞鶴の海や山が広がっとります。
たっぷりのトマトソースにエビ、イカ、野菜を加え、チーズとともに焼き上げられた「魚介のとまとチーズ焼」。帆立とチーズの串揚げや野菜のマリネ等が脇を固めます。魚介好きにはたまりませんね。食材は地元産を中心に、決して大量仕入れはしません。新鮮な旬の素材で作られた料理は実にエレガントですわ。コレ、元は月替わりメニューやったんが、お客様のリクエストで定番メニューに昇格したそうです。「自分
一人の感性なんか高が知れていますから、お客様やスタッフの声を大切にしています」と、シェフ。謙虚で男前ですやん。
障害者が社会で活躍する就労の場として、社会福祉法人が運営するカフェ。スタッフの懸命さ、料理の美味しさ、店内の明るさと窓から見える風景、それらが一体となって、ほのぼのした気分も味わえるんがイイですね。
【店舗情報】 café/bento/marche BONO舞鶴市字浜1546-8 電話:0773-65-3388
営業時間/10:00~17:00 (ランチ)11:00~14:30 LO.14:00 ●定休日/木曜 |