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〔2020〕
- 1月 バルにしむらーの「魚介のパエリア」
- 2月 たらふく「日替わりランチ(刺身)」
- 3月 わんダフル「光秀くんホイップあんぱん」
- 4月 嘻嘻「四川風麻婆豆腐」
- 5月 みぞはた「釜飯定食」
- 6月 GREEN「ドーナツ」
- 7月 東和酒造「明智光秀 桔梗咲く」
- 8月 魚福「紅の冷和願麺セット」
- 9月 Garmii「ガルミースペシャル」
- 10月 相傳 麵家「中華そば&焼売」
- 11月 お土産と喫茶 足立「ふくちやまぱふぇ」
- 12月 Lucy's Cafe「半熟玉子のデミオムライス」
2020.12 ルーシーズ カフェ「半熟玉子のデミオムライス」
母のオムライスは、オンリーワンの美味しさ
多くの愛犬家で賑わいを見せる、開店10年目を迎えた人気のドッグカフェ。まずは、40平方メートルの広さを誇るウッドデッキテラスに度肝を抜かれます。この見晴らしの良いテラスで愛犬とのんびり過ごせると評判ですが、人気の秘密はそれだけやありません。手作りのお料理がとにかく美味しいんですわ!
SNS等で目に付くのがオムライスを称賛するコメント。「福知山でナンバーワン」っちゅうものも見かけます。ナンボなんでもそれは盛り過ぎやろ・・・って、いやいや決して大袈裟やあらへんがな。ホンマにそうやと思わせる美味しさです。
「お料理が上手やとはいえなかった母ですが、オムライスだけはメチャクチャ美味しかったんです」と、満面の笑顔で話すのはオーナーの吉浪祐子さん。牛ひき肉と玉ねぎだけが入ったお母様のオムライスの味をベースに、鶏肉やマッシュルームも加えてグレードアップさせたのがコレ。なるほど、ただのチキンライスやないと思ったんは、牛ひき肉の旨味が加わっていたからやね。「甘いとなんかホッとしますからね」という濃厚にして甘めのデミグラスソースは、今までに経験したことのない味わい。ハンバーグの煮汁、赤ワイン、鶏油等を入れ、ずっと継ぎ足して作られとるそう。
愛犬といつも一緒にいたいという思いからお店を始めた吉浪さん。飲食店の経験はなかったものの、料理の味には妥協したくないという信念を持ってはります。「でも、ウチはレストランじゃないですからね。お袋の味的なものを心がけています」って、ウチのお袋にはこんなんムリでっせ。このオムライスは福知山でナンバーワンどころか唯一無二、オンリーワンの母の味です。
【店舗情報】 Lucy's Cafe福知山市字長田2571 電話:0773-27-1437 営業日/火曜(祝日の場合は営業) 営業時間/10:00~18:00 ●「半熟玉子のデミオムライス」790円(税込) |
2020.11 お土産と喫茶 足立「ふくちやまぱふぇ(赤鬼ほうじ茶付)」
福知山の美味しいもん、エエもんの盛り合わせ
初めてこのパフェを目にした時のインパクトは忘れられません。「コレはやられた!」と。いや、別に張り合おうってことやないけど(そもそも、張り合える要素があらへんがな)、瞬間的にそない思ったんですわ。
皿いっぱいに盛られとるのは、ほうじ茶のゼリー、アイスクリーム、せんべい、あんこに白玉。「ふ~ん和風パフェか」って? そんな単純なもんやありまっかいな。ほうじ茶ゼリーは山城屋さんの赤鬼ほうじ茶を使い、アイスクリームはあまづキッチンさんの収穫のアイス、せんべいはちきり屋さんの踊せんべいなんでっせ。そう、福知山の美味しいもん、エエもんがてんこ盛りなんですわ。そやからこそ「やられた!」やったんです。
ほうじ茶ゼリーは程よく苦味が感じられ、下に敷かれたポン菓子との相性もバッチリ。アイスクリームの1つはほうじ茶アイス、もう1つはミルク・抹茶・旬の味覚から選べます(今回は旬のブドウをチョイス)。踊せんべいはこのパフェ用の特製で、季節の焼き印が押されとります。甘さ控えめのあんこ、作りたてでモチモチの白玉はともに自家製と、キッチリこだわりを見せとります。
当初は「ほうじ茶パフェ」というメニューやったとか。「『ふくちやま』なんておこがましいと思って」と、控えめに話すのは店主の足立明日美さん。いやいや、福知山らしさをアピールしたいという足立さんの熱い思いが詰まっとるから、コレは「ふくちやまぱふぇ」と呼ぶに相応しい逸品でっせ。
1年前の10月1日、福知山駅の近くにオープンした、福知山周辺のお土産と地元食材を使った喫茶の小さなお店。暖簾をくぐると真っ先に目に飛び込んでくるのが、ズラリと並んだお土産とオリジナルグッズ等々。「福知山の方だけでなく、福知山に来られる方にも喜んでいただきたい」と足立さん。福知山の思い出にふくちやまぱふぇをいただいた後、お土産を買って出発する…なんか素敵ですやん。
【店舗情報】 お土産と喫茶 足立福知山市駅南町1丁目268 電話:0773-45-7757 営業日/火~金曜(祝日は休業) 営業時間/11:00~17:00(LO 16:00) ●「ふくちやまぱふぇ(赤鬼ほうじ茶付)」930円(税別) ※単品790円(税別) |
2020.10 相傳 麵家「中華そば&焼売(3個)」
ずっと受け継がれてほしい 忘れられない味
多種多様なラーメンが存在する中、昔ながらの「中華そば」っていうのに目がないんですわ。そんなアタシの前に、この6月に現れたのがこのお店です。暖簾には「焼売&中華そば」の文字。もう、瞬間的にロックオンしてしまいましたがな。
さて、中華そばです。余計なことをしてへん、シンプルな佇まいが神々しくもあります。濃いめの色をした醤油ベースのスープは少し甘めで、フッと爽やかな柚子の香りがする和風テイスト。鶏ガラ、豚骨、野菜だけやなく、昆布や鰹節等も加えられとるそう。海苔の下にコッソリ隠れとる椎茸の炊いたんもエエ仕事をしとります。
硬めに茹でられとる細目のストーレート麺は、スープとの相性がバッチリ。コレ、京都の有名な麺屋のものなんですって。外側が香ばしい豚バラ肉のチャーシューはアタシ好み。コレも麺やスープとよう合います。昔はこういうチャーシューを使うお店が多かったよなぁ。コショウや追いダレで自分好みの味でいただけるのがナイスやし、背脂をオーダーできるのもうれしいところです。
一方、焼売はというと、「え、焼売ってこんなんやったっけ?」と思わせる美味しさ。焼売っていうと、なんとなく脇役感が否めへんとこやけど、これは見事に主役級です。京都ポークの甘味と旨味がギュッと詰まり、箸でホロッと崩せる柔らかさとジューシーさがたまりません。酢醤油と辛子というオーソドックスないただき方はもちろん、アタシは「食べられるラー油」でいただくのにハマりましたわ。
なんや妙に懐かしさを覚える中華そば。何でも昔、福知山駅のロータリーのとこに出とった屋台の味を再現しようとしたんですって。なるほど、道理で懐かしいはずですわ。あの味をブラッシュアップさせた、そんな中華そばでっせ。
【店舗情報】 相傳 麵家(そうでん めんか)福知山市駅南町3-20-1 ホテルアールイン福知山1F 電話:0773-22-0808 定休日/日・第4月曜 営業時間/11:30~14:30(LO.14:00)、17:30~21:30(LO.21:00) ●「中華そば&焼売(3個)」 980円(税込)※ランチのみ |
2020.9 Garmii「ガルミースペシャル」
医食同源をコンセプトに「美味しく健康に!」
昨年12月に忽然とOPENしたスパイスカレーのお店。知人らが異口同音に「美味しい!」といい、SNSでの評判も上々。おまけに健康志向のカレーやっていうから、健康面に少々難アリなアタシは気にならんはずがありまへんで!
小麦粉を使わへん無添加、無化調のカレー。油もオリーブオイルのみと、まさにアタシのためのカレーですやん。ガルミースペシャルは、ドライキーマカレー、チキンカレー、今週のカレー(この日はジンブー香る4種のダールカレー)の3種の相がけにチーズや煮卵等のトッピング全部乗せっちゅう贅沢なもの。「ダシが利いています」なんていうレベルやない、それぞれのカレーの奥深い味がたまらんです。皿の上で混ざってしもても、互いの味を邪魔せんと美味しさが増すから不思議です。添えられた5種類の副菜と混ぜ合わせると、また違う味わいが楽しめます。いったい、なんなんやコレは⁉
元々、スパイスカレーが好きで、独学で作っていた代表のSynさん。東京のバーでカレーを提供する機会を得て腕を磨き、さらには老舗の専門店に押しかけで弟子入りして修行したとか。使うスパイスは20~30種類。一見、クセがありそうやけど、決してそんなことのない、程よい辛さの余韻を楽しめる味です。ジワジワと汗が噴き出してくるのはスパイスの効能やね。「食べる温泉」っていうたお客さんがあるのも頷けます。美味しいだけやなく、免疫力も上げてくれるからうれしい限りです。カレーには欠かせないガラムマサラ(ミックススパイス)の仕込みは、強烈な香りを放つことから大江山の山中でやってはるそうでっせ。
カレーだけやなく、最近はトゥクトゥク(タイの3輪タクシー)も評判です。走る広告塔としてスタートさせましたが、今後は市内の名所や飲食店等を回る観光事業にも活用したいとSynさん。「カレーとトゥクトゥクで福知山を元気な街にしたい」なんて、ルックスだけやなく思いまでもが男前ですやん。
【店舗情報】 spice curry Garmii福知山市篠尾新町2丁目11番地 電話:0773-24-0720 定休日/月・火曜 営業時間/11:30~15:00 ●「ガルミースペシャル」 コーヒー付1,500円(税込) |
2020.8 魚福「紅の冷和願麺セット」
下剋上で天下を取った味が福知山城の下で定番化
高校生の食のコンテスト「ご当地!絶品うまいもん甲子園」。昨年、このコンテストで日本一に輝いた淑徳高校の生徒さんのメニューが、魚福(畑田修作店長)で定番化されましたで!考案したのは3年生の酒井理月さん(中央左)と大槻愛紗菜さん(中央右)、卒業後の現在は京都の料亭で働く吉田大樹くんの3人。地区予選では敗れたもんの、復活投票で決勝へ進出。そこから見事、全国の頂点へ上り詰めました。
その名も「紅の冷和願麵」。完熟の万願寺トウガラシパウダーが練り込んである色鮮やかな紅の麺が特徴のまぜそばです。麺の上には地場産の万願寺トウガラシ、タケノコ、ニンジン、白ネギ、卵、サバ、海苔がズラリと並びます。まさに具材のオンパレード、ゴージャスなまぜそばですわ。
シッカリとコシのある細目の麺には万願寺トウガラシの甘味、旨味、香りがギュッと詰まっとります。醤油ベースでごま油の風味が効いた甘辛いタレと具材が重なり合って、何ともいえん美味しさを醸し出しとるやないですか。添えられた自家製ラー油をかければ、さらにパンチが効いた味にチェンジ。「え、サバ?」と驚かされたサバが、またごっつエエ仕事をしとります。アレコレ混在した多国籍な味は、ホンマに飽きのこないクセになる美味しさでっせ。
コンテスト後、優勝を記念して魚福で2日間の限定販売したところ、用意した400食があっという間に完売。「日本一の味を多くの方に食べて頂きたい」という熱い思いと、畑田店長が同校の卒業生ということもあって、ランチタイムだけの1日20食限定、いなりずし3個付きのセットでの定番化が決まりました。以来、ものすごい反響で、完売することも度々あるそうですわ。記念販売で食べられへんかった方が待ちわびてはったんでっしゃろね。アタシもそんな1人ですもん。
レシピには一切、お店が手を加えてへん完全オリジナルです。2人のコメントは左をご覧くださいね。
【店舗情報】 魚福福知山市堀今岡6 ゆらのガーデン3番 電話:0773-23-1870 定休日/水曜 営業時間/11:00~14:00(LO 13:30)、18:00~23:00(LO 22:00)※紅の冷和願麵の提供はランチタイムのみ ●「紅の冷和願麺セット」 880円(税込) |
2020.7 東和酒造「明智光秀 桔梗咲く」
福知山唯一の酒蔵、蔵人の熱い想いが込められた地酒
「この道でエエの?」と不安になる細~い旧京街道を進むと酒蔵が見えてきます。1717年に創業した福知山で唯一の小さな酒蔵です。江戸末期の建物が辺りの雰囲気と相まって、まるでその当時にタイムスリップをしたような気分にさせられますわ。
その酒蔵が昨年10月、満を持して世に送り出したのが、福知山ゆかりの明智光秀にちなんだ純米吟醸「明智光秀 桔梗咲く」です。きっかけは光秀を主人公にした大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が決まったこと。かねてから土産物を作りたい、土産物で酒蔵の知名度を上げたいと考えていた女性初の丹波杜氏の称号を持つ今川純さん(11代目にして京都府北部唯一の一級酒造技能士)が光秀について猛勉強。既存のものではなく、一から試行錯誤の末に作り上げられた渾身の清酒です。
原料は地元・上六人部産の酒米。光秀が早くから鉄砲に精通する等、先見の明があったことをイメージしてキリっと辛口に仕上げられとります。麹を作る際、甘さが残らないように加減するのが難しく、苦労しながら低温で丁寧に発酵させたそうですわ。辛口ではあるもんの豊かな味わいとスッキリとした口当たりで、日本酒は嗜む程度のアタシでもクイ~っとナンボでもいけちゃいますね。
福知山ではヒーローでも、市外の人には主君を討ったヒールのイメージが強い光秀。「この酒で市外の人のイメージを変えたい」と、今川さん。ラベルには鉄砲を構えヒーロー然とした光秀が描かれとります。この絵のポーズモデル、実はアタシなんでっせ。「明智光秀 桔梗咲く」は、酒蔵はもちろんのこと福知山観光案内所や福知山城おみやげ処、市内のスーパー等で販売されとります。
【店舗情報】 東和酒造 有限会社字上野115・116・117番合地 電話:0773-35-0008 定休日/日曜・祝日 営業時間/9:00~17:00
●「明智光秀 桔梗咲く」720ml 1,890円(税込) |
2020.6 GREEN「ドーナツ」
懐かしい素朴な味に幼い頃の記憶がよみがえる
この秋でOPENから10年になるんですか⁉ 早いなぁ。実は同じ六人部に住んでいながら、いっぺんも行かせてもろたことがなかったんですわ。落ち着いた雰囲気の店内で、家庭的で美味しいランチをいただけると評判やというのに。
そのお店がテイクアウトのドーナツを始めはったとSNSで話題になったのが3月の終わり。投稿されとるドーナツの画像を見るとエラい懐かしく、しかも絶対に美味しいと確信できるものですやん。評判のランチをいただくエエ機会でもありますし、そらぁすぐに飛んで行きましたがな。
アタシが子どもの頃の昭和40年代、スーパーの店頭なんかでよくドーナツを揚げてましたわな。その頃と同じ、何の飾り気もない至ってシンプルなルックスです。プレーンときび和糖付きの2種類。一口いただくと・・・そうそう、この味。なんともいえん素朴で懐かしい味やないですか。他のお客さんらも「懐かしい」と口を揃えはるんですって。値段も80円と90円って、それも昭和のまんまでっせ。
大阪の親戚の方からお土産にいただく老舗のドーナツ。その素朴な味に魅せられ、頼み込んでレシピを教えてもらったそう。使う卵は福知山産で、その他の材料も全て国産のもの。無添加なのが魅力です。シンプルやけど難しく、失敗も多かったとか。
緑に囲まれた店舗の隣に販売ブースも設け、「ドーナツ+(プラス)」という洒落た名前も付けてはります。販売以来、多くのお客さんがあり、売り切れることも度々。そやから予約は必須でっせ。表の通りまで漂ってくる甘~い香りがたまりませんわ。もちろん、店内でいただくこともできますよ(2個セットで200円※5月末まで店内休業中)。
【店舗情報】 Coffee&Lunch GREEN長田上松2074 電話:0773-27-7617 定休日/日曜・月曜 営業時間/11:00~16:00
●「ドーナツ」プレーン80円、きび和糖付90円(税込) |
2020.5 みぞはた「釜飯定食」
炊き上がりまでのワクワク感がたまらない
普段、夜は何かと忙しいもんやから、なかなか出かけられへんアタシ。そやから、夜のお店に関してはカミさんの情報を参考にすることが多いです。アタシにとって彼女は「夜回り先生」みたいなもんでっせ(いや、本物の夜回り先生とは意味が違うか)。で、このお店も彼女の情報なんです。「メチャクチャ美味しいで」いうて。
そんなお店が火・水・木曜日限定でランチを始めたのは昨夏のこと。足を運んでみると、なんとランチメニューに「釜飯定食」がありますやん。ココの釜飯は美味しいと評判で、夜の人気メニューでもあるんですわ。しかも、限定3食のプレミアもんときたもんだ。そらぁ迷わず注文しまっせ。
炊き上がりまで約30分。美味しいものをいただくためなら、そんなんちっとも苦やありません。徐々に美味しそうな香りが鼻腔から脳を刺激してきます。ワクワク感がたまりませんがな。この時間が釜飯の醍醐味ですね。
蓋を開けると立ち昇る湯気と香り。今回は鶏の釜飯です。何が出てくるのかは、その時までのお楽しみ。出汁の風味が濃厚なのは、店主の溝畑憲作さんが「濃いほうが美味しいやろ」と、一番出汁だけを使っているから。出汁だけが思い切り自己主張しているようで、実は具材や米の味もちゃんと引き立っています。お見事です!
深夜でも美味しいお酒が飲めて、クオリティの高い食事ができることをコンセプトにしたお店。その食事がランチでもいただけるんやから、昼派のアタシにとって無上の喜びでっせ。夜にも行ってみて、〆に極上の釜飯をいただかなあきませんわ。
【店舗情報】 和食Bar みぞはた篠尾新町2-68-3 電話:0773-23-9188 定休日/日曜・第3月曜 営業時間/11:00~14:00(LO.13:30) 18:00~翌2:00(LO.翌1:00) 金・土曜は18:00~翌3:00(LO.翌2:00) ●「釜飯定食」1,200円(税込) |
2020.4 嘻嘻「四川風麻婆豆腐」
落ち着いた空間で本格的中華を
お隣やっちゅうのに綾部市の飲食店情報に疎いアタシ。綾部で勤務するカミさんや知人等に頼りっぱなしで、まさに他力本願ですわ。で、「綾部に隠れ家的な美味しい中華のお店があるで」と、連れてきてもろたのがココです。
おススメされた一番人気の麻婆豆腐をオーダー。「辛いけど大丈夫ですか?」と、若きオーナーシェフの中村達也さん。そういわれて「やめますわ」なんていわれへんがな。待つことしばらく、いよいよテーブルに麻婆豆腐が降臨。え、色がエラい濃いんですけど。縁に染み出ているのはラー油ですか? いや、相手にとって不足はないで。
いざ、実食。ほのかな甘さを含んだ何ともいえない旨味が口の中に広がります。これは美味しい。そう思った直後、「ガツンっ!」と辛さが襲ってきます。ホンマに辛いがな! でも、美味しいんです。いや、辛いんです。これの繰り返しで、料理をすくうレンゲが止まりません。気が付いたら、額に汗をしながら完食しとりました。
合挽肉を使うのは、肉の旨味を追加するため。それを水気の少ない固めの木綿豆腐とともに、3年以上熟成された豆板醤と中国のたまり醤油で調理します。最後の仕上げは自家製の特製ラー油です。「中華料理は調味料の料理」と中村さん。そやから、調味料にはとことんこだわります。調理方法も中国と同じやけど、日本人の口に合うようにアレンジされとるから一段と美味しく感じるんやろね。
曜日で決まっとる木曜日のランチは麻婆豆腐。この日はお客さんも多いとか。そうそう、この麻婆豆腐と最強の組み合わせなんは、中国の青島ビールらしいでっせ。
【店舗情報】 中華料理 嘻嘻綾部市青野町西ノ後43 Rive由良ビル2階 電話:0773-43-3335 定休日/火曜 営業時間/11:00~14:30(LO.14:00) 17:00~21:30(LO.21:00) ●「四川風麻婆豆腐」800円(税込) |
2020.3 わんダフル「光秀くんホイップあんぱん」
そんなアナタに一目惚れ♥
アタシってね、惚れっぽい性格なんですわ。女性に対してはもちろんやけど、物に対してもそうなんです。これまで乗り継いできた車なんて、そのルックスに一目惚れしたものばかりですから。
で、この光秀くんホイップあんぱんです。昨年末、店頭のポップやのぼりに引き寄せられたのが運の尽き・・・いや、運が良かった! 一目惚れで即購入。あまりの美味しさに感動しましたがな。以来、友人宅へのお土産にしたり、某団体の子どもたちに30個以上も配ったりと、かなりの頻度で購入させてもろてます。
オープンは一昨年12月。当初は目玉商品がなく、何かエエもんをと頭をひねっていた若き代表の四方英仁さん。取引業者から「光秀くんとひろこさん」※の焼印を提案され、「ソレや!」と一番人気のホイップあんパンに押すことに。
ただし、既存のパンに押すんやなく、ちゃんと新商品として改良されました。パン生地はフワフワに焼き上がるように工夫し、粒あんとの相性を考えて甘さを控えたホイップクリームをふんだんに使う等、試行錯誤が繰り返されたんでっせ。何度も何度も取引業者に試食してもらい、ようやくお墨付きをもらって販売を開始したのが昨年12月のことですわ。
薄皮でシットリしたパン生地がはち切れそうなクリームと上品な甘さの粒あん。販売開始から約1カ月で1400個以上も売れたんですから、その美味しさは本物でっせ。今回は「光秀くん」だけでしたが、次は「ひろこさん」の名前を使った商品を開発したいと意気込む四方さん。アタシも何か提案させてもらお。
※福知山観光協会のイメージキャラクター
【店舗情報】 パン工房 わんダフル福知山市字堀小字今岡2641 三ツ丸ストア堀店内 電話:0773-22-7155 定休日/木曜 営業時間/9:00~19:00 ●「光秀くんホイップあんぱん」180円(税別) |
2020.2 たらふく「日替わりランチ(刺身)」
たらふく食べて幸せなひとときを
新鮮な魚料理がメインのお店。一際目を引くカウンター脇の大きな水槽が、それを物語っとります。「美味しい海鮮料理で一杯」っていうイメージやったけど、いやいやランチです。コレがまたヒジョ~にイイんです。ラインナップは刺身、エビフライ、磯魚煮付、若鶏大葉フライの4種類(変更されることもありまっせ)。
まずは、ビジュアル! 付き出し風の9種類のお料理が盛られたプレートに度肝を抜かれます。旬の食材を使い、何が出てくるのかはその日のお楽しみ。煮物、焼き物、酢の物、洋風や中華風等々、実にバラエティに富んどります。季節のものを少しずつ味わえる、こんな贅沢なプレートが全てのランチメニューに付いているんですわ。おっと、刺身も忘れたらあきません。その日の仕入れによって替わる3~4種の新鮮なネタ。魚料理がメインやから、これはもう余計な講釈は不要でしょう。
半世紀の歴史を誇る老舗。50代半ばを迎えるアタシの幼い頃、内記にお店があったんをよう覚えとります。その後、蛇ヶ端を経て現在地に移りました。「季節を感じながら美味しいものを食べてもらいたい」と明るく語るのは、自称2.5代目の若き店主・金澤正典さん。食べるのが好きで、自身が楽しめるお店にしたいと心がけてはるそう。「たらふく(お腹いっぱい)食べて喜んでもらいたい」と金澤さん。ランチのご飯とお味噌汁はおかわりもできるし、予約したらソフトドリンクかアイスクリームがサービスしてもらえるって、その点でもアタシは大喜びでっせ。
【店舗情報】 お食事処 梁山泊 たらふく福知山市字堀小字馬場2538-2 電話:0773-23-0510 定休日/木曜 営業時間/17:00~23:00(LO22:30) ●「日替わりランチ(刺身)」1,600円(税別) |
2020.1 バルにしむらーの「魚介のパエリア」
スペインに魅せられた漢(おとこ)の絶品料理
街中を自転車でウロウロしとって見つけた店。「いったい何屋さん?」な外観と、単純にしてインパクトのある店名。調べてみたら、スペイン料理で評判のお店やないですか。ごめんなさい。こう見えて意外と飲食店情報に疎いんです。
ともに9月生まれのアタシら夫婦。令和になって最初の誕生日は、ココでお祝いすることに。どの料理の味も目を見張るもんがあって、ナンボでも食が進みます。〆にお願いしたんがパエリア。レモンを絞ってよくかき混ぜ、パクリと一口・・・その瞬間、思考が停止しました。予期せぬ美味しさに脳がバグったようです。我に返ると、「今までの人生で食べてきたパエリアは何やったん?」とさえ思えてきますやん。シットリとして魚介の旨味が濃厚で、〆やというのに貪るようにいただきましたがな。
「パエリアはダシが8割!」と、その味について熱く語るシェフの西村純一さん。28歳で単身スペインに渡り、「人も、気候も、料理も素晴らしいスペインにドハマり」し、複数の星付きレストランで8年間にわたって腕を磨きました。帰国後は東京の小笠原伯爵邸の総料理長をも務めた経歴の持ち主です。素材にはとことんこだわり、丹波市の有機野菜、伊根や舞鶴の新鮮な魚介等、シェフ自らが仕入れに出向きます。パエリアの米は南丹市産のものを7分づき(これがシットリの秘訣)で使います。
この絶品パエリアを目当てに、わざわざ京阪神から足を運ぶお客さんもあるそう。その気持ち、よ~くわかりまっせ。時にはでき上がりまで30分以上もかかることがあるけど、それがちっとも苦になりませんもん。そういう方々をガッカリさせないよう、常に真剣勝負を心がけてはるシェフ。カッコエエやないですか。
【店舗情報】 バルにしむらーの福知山市西本町126 電話:0773-22-2211 定休日/不定休 営業時間/18:00~24:00 ●「魚介のパエリア」1人前1,450円(税別) ※2人以上は2人前~のオーダーとなります |